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ジャケット管(二重管)の製造工程を少し紹介

投稿日時:2015/02/20(金) 06:56rss

いつもは製品紹介はベローズ案内人で記事を書いているんですが今日は久しぶりにこちらで最近よく注文を頂くジャケット管の解説記事を書いてみました。


 ジャケット管(二重管)とは
ジャケット管(二重管)とは一つの配管が二層になっていて内管と外管に異なる流体あるいは気体を流して、内管の流体を冷やしたり温めたり、熱遮断などをする為に配管を二層にした配管部品です。

 今回は外管も内管もステンレスのフレキシブルチューブですが、、内管がテフロンチューブで外管がステンレスのフレキシブルチューブの構造のもの、外管も内管もベローズ構造のもの等があります。

 ジャケット管には外管の末端部を絞るセミジャケットと末端部まで外管でおおうフルジャケットとがあり、今回説明する製品はセミジャケットです。



25Ax50Ax1000L 両端SUSN(25A) ノズル(SUSソケット10A)付 セミジャケット管の製作工程を紹介します。

1)外管になる50Aのフレキシブルチューブ、内管になる25Aのフレキシブルチューブの両端にアルゴン溶接で金具の取付を














 


2)外管、内管の各溶接が終わり組立前に50A、25Aの各チューブをエアーテストで漏れ検査を行い最終の組み立て作業に入る準備















 


3)外管と内管のフレキシブルチューブの金具どうしをアルゴン溶接で接合して二重管にします。















 


4)片側のニップルはすべての溶接が終わってから溶接します。















 


5)最後に残りの片側のニップルを溶接して完成、最終エアーテストで漏れ検査を行い、仕上げをおこなえば出来上がりです。
内管25A、外管50Aのチューブが一体になっています。















 
 



















第19回機械要素技術展
期 間 6月24日~6月26日
場 所 東京ビックサイト 東5ホール
主 催 リード エグジビション ジャパン㈱


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会社概要

フレキシブルチューブ及びベローズの設計・製造 1980年 6月 日本水道協会検査工場に認定 2000年 2月 ISO9001認証取得 (認証機関 高圧ガス保安協会) 2005年12月 大阪市より溶接技能部門で大阪テクノマスターに認定...

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個人プロフィール

1944年1月生まれ長野県伊那市三元ラセン管工業株式会社 代表取締役ブログ「ベローズ案内人」 運営

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